子どもの読解力がピンチ?
1日の読書時間が「0時間」という大学生が、48.1%という時代。
(全国大学生活協同組合連合会 2019年調べ)
2012年までは30%台半ばを推移していたが、2013年以降高まり続け、約半数が読書時間が「0」時間、全くない状況のようだ。
読書時間の減少の理由は、スマホの普及と言われている。確かにスマホはゲーム、動画、コミックなどの娯楽要素が強いため、活字を黙々と読むというのは、難しいだろうと思います。
世のサラリーマンを見ていても、ゲームや漫画を見ている人がどれだけ多いことか…
スマホ時代の読書
ただ、時代は紙媒体からデジタル媒体に変わってきていることは確かです。現在でも、スマホでもニュース情報の収集、デジタルブックの購入などはできます。
ニュース、記事などは、自分の気になるキーワードを設定すれば、自動的に収集してくれるので、新聞を見るより便利な点はあります。
また、YouTube内でも学習コンテンツの普及、オーディオブックも普及してきており、ながら読書も可能になってきている。
大事なことは、紙媒体を黙読するだけが読書ではなく、インプットされた情報をどのよう情報処理、また、どのように思考するのかが大事になってくると思います。
PISAの読解力問題に挑戦
PISAで出題された読解力の問題に挑戦してみましょう。(高校1年生の半数以上ができないようです…)
下記のそれぞれの文が「事実」であるか「意見」を答えましょう。
(1)本書には、自らの選択とそれが環境に与えた影響によって崩壊したいくつかの文明について書かれている。
(2)中でも最も気がかりな例が、ラパヌイ族である。
(3)彼らは有名なモアイ像を彫り、身近にあった天然資源を使ってその巨大なモアイ像を島のあちこちに運んでいた。
(4)1722年にヨーロッパ人が初めてラパヌイ島に上陸した時、モアイ像は残っていたが、森は消滅していた。
(5)本書は内容がよくまとまっており、環境問題を心配する方にはぜひ読んでいただきたい一冊である。
答えは下記のサイトでご確認ください。
https://biz-journal.jp/2020/09/post_179583.html
また、下記の記事も合わせて読んでいただきたいと思います。
https://biz-journal.jp/2020/09/post_177408.html